LATEST POST

FRACTAL AUDIO FM3 ギタープロセッサー を考える 4ケーブルメソッド 4CM

FRACTAL AUDIO FM3 ギタープロセッサー を使った
4ケーブルメソッド (4CM)

FRACTAL AUDIO FM3 を 4ケーブルメソッド でワイヤリングし ギタープロセッサー + アンプヘッド の設定方法を解説します。この 4ケーブルメソッド での運用は プロギタリストも多く取り入れている手法となりますので、是非知っておいて頂ければと思います。

4ケーブルメソッド 4CM

4ケーブルメソッド (4CM)って何が出来るの?

基本的には、ギターの音をキャビネットから出す事が前提となりますが、考え方としては以下の2系統が一般的です。

1)実機のアンプの音が使える
FM3をはじめ、4ケーブルが出来る ギタープロセッサーで鳴らすメインの音を実機のアンプに置き換える事ができます。考え方としては、FM3+アンプで作った音を アンプのパワー部(Return)に入れる事が出来ます。
4ケーブルを使わない 直列などの場合、アンプ側がクリーンセッティングの状態であれば、FM3側やペダルボード側で、歪みの後にディレイやリバーブを掛ければ、問題なく希望通りの音がキャビネットから出力されると思います。

ですが、アンプ側がクランチやリードモードで、前段に空間系があった場合はどうでしょう?
とても音にならないと思います。

そんな時に重宝するのが 4ケーブルメソッド となります。
4ケーブルメッドを利用することで、FM3のアンプモデリングを利用する事なく 実機のアンプの音 を主の音としてFM3を運用できます(後述しますが、FM3のアンプモデリングのみ出力可能です)

この接続の場合、アンプ側のチャンネル切り替えが必要になりますが XTS M2S MIDI Adapter ラッチ出力アダプター を併用すれば、FM3からMIDI出力(Scene Control)した信号を ラッチに変換しアンプに接続することで、FM3のプリセット変更と一緒にアンプのチャンネルを切り替える事が出来ます(別途 TS or TRS変換ケーブルが必要)

これで、リアルで生々しい 実機アンプの音 + 高品質なFM3のエフェクト群が簡単に利用出来るようになります。
FM3EDITの画面は以下の設定となります(エフェクトブロックは無視してください)
FRACTAL AUDIO FM3

上記の通り、In1 → Out2 / In2 → Out1 というレイアウトを作り、以下の様にFM3とアンプを接続します。

ギタープロセッサー

4ケーブルでの接続が完了したら、FM3機器設定の I/O 画面を以下の通りに切り替えてください。

4CM

これで、4ケーブルメソッドの接続設定は完了です。
同じアンプヘッドが設置してある環境 = 所有物 / リハスタ / ライブハウス などであれば、FM3と切り替え関係の機材のみ持っていけば、いつでもご自身が作ったサウンドと遜色ないサウンドが出力できる様になります。

上記のレイアウトも見て頂ければ一目瞭然かと思いますが、上段のIn1 のブロックは、実機アンプのinput前 (前段)となりますので、WahやComp、Chorus、Pitchなどをインサートします。もちろん、アンプがクリーンセッティングで、FM3のDrive (FUZZやオーバードライブ、ディストーション)を使っての音作りをする事もできます!

下段のIn2 のブロックは、実機アンプの後段にインサートするエフェクトブロックとなりますので、基本的に空間系を配置して頂ければと思います。

これにより 実機アンプの生々しいサウンド と 高品質なFM3のエフェクトをコンパクトに運用できます。

英語での解説となりますが、以下のyoutubeでもFM3の4CMの設定をご覧頂けます。

FRACTAL AUDIO FM3 4ケーブルメッド
アンプモデリング編

上記では、FM3と実機アンプを使った4ケーブルメソッドを解説致しました。ですがシチュエーション的(ライブなど)で 同じアンプを全セットリスト(曲)で使いたくない 時ってありますよね?

曲によっては、Fenderデラリバ や Bognerの歪み、ドンシャリのDiezelなどで演出しなくてはならない時があります。ましてや、アンプっぽくない エフェクト音バキバキのクリスタルクリーン なんて、ギタープロセッサーでなきゃ出せない場合もあります。

そんな時は、FM3に内蔵されている高品質アンプモデリングの出番です!
そうです!実機アンプを繋いでいても、レイアウトブロックの設定でアンプをバイパスし、FM3のみで作った音を アンプのパワー部に送る事が出来ます!

上記の4CMの画像でも解る通り In1(ギター)から入った信号って、Out1から出てアンプのReturnに入ってますよね?つまり、In1からOut1 のみレイアウトされたプリセットを作ることで、普通にFM3のOutがアンプのReturnに入っているだけ!という設定が可能です。
後は、セットリストに合わせて プリセットを呼び出すだけです。

これが出来るのが、4ケーブルメソッドの醍醐味です!

今回は4本立てで Fractal Audio FM3 について解説致しました。
FM3自体には、まだまだ拡張性があり、専用のFCシリーズ(フットスイッチやエクスプレッションペダル)などを増設する事で、更にシンプル且つ大規模なギターシステムを構築する事が出来ます。

既にFM3を所有している人も 現在検討している人も 是非 FM3の高品質なサウンドに触れてみて頂ければと思います。

Fractal Audio FM3 は絶賛発売中です!

Theone 本店 はこちら
Theone Yahoo店 はこちら

システム屋の記事をお届けします

本ブログ Theone Outlineでは、システム屋ながらの「突っ込んだ」コンテンツをお届けしています。
特にメールマガジンは発行していませんが、以下のURLからメールアドレスを登録頂く事で「ブログを更新した時にだけ」新着記事の案内をご覧頂けます。

Outlineでは、コンテンツ記事の他、特化品や数量限定品の案内も送り致しますので、是非登録お願い致します。
Theone 新着記事 購読はこちら

Theone SNSも宜しくお願い致します。
Theone Twitter
Theone Instagram

HOME > NEWS & TOPICS,ギタープロセッサー,Store BLOG > FRACTAL AUDIO FM3 ギタープロセッサー を考える 4ケーブルメソッド 4CM

OUTLINE(アウトライン)について

OUTLINEは、当社 株式会社時代社が運営するDYNAX及びTHEONEストアのニュースリリースや技術情報、製品情報を主に掲載しております。自社・サードパーティのエフェクターをはじめハイエンド機器の紹介からレビュー・操作方法などギタリスト目線での記事を配信しています。また好評頂いている DYNAX IR の最新情報も順次公開して参ります。
「読者登録」を頂くことで新規記事を公開した際にお知らせ致しますのでご登録お願い致します。

このページのTOPへ