エフェクター チャンネル切り替え には XTS M2S MIDI Adapter ラッチ出力アダプター がオススメ!
エフェクター チャンネル切り替え には
XTS M2S MIDI Adapter ラッチ出力アダプター
エフェクター チャンネル切り替え は、エフェクターボードを組む上で付いて回る問題ですよね。昨今の空間系マルチなどは、MIDIが付属されているエフェクターも多く、ボード内のMIDIインターフェース介して簡単にプリセットやプログラムを切り替えることが出来ます。ですが、ラッチ切り替え式(Functioin)エフェクターの場合はどうでしょうか?中にはラッチ切り替え用のコンパクトなスイッチャーを導入することもありますが、同時使用の場合 メインのループスイッチャーでプリセットを切り替えたら直ぐに「もう1つのスイッチャー」を踏まなくてはいけない等の煩わしさが付いて回り、歪み系ペダルのチャンネル切り替えなどで良く見受けられます。
例えば Suhr Eclipse などはラッチ入力に対応した定番の歪みペダルとなり、片側でハイゲイン、もう片側でクランチなど使い分けているギタリストも多いです。
アンプのセッティングをクリーンセッティングとし、クリーン/クランチ/リード しか使わない環境であれば、踏み分けでも良いと思いますが、ループスイッチャーをメインに中規模のエフェクターボードを組んだ際に「わざわざ歪みチャンネルだけアナログ的に踏む」よりも、ループスイッチャーのプリセット切り替えで エフェクターのチャンネル切り替えも一緒に出来た方が断然シームレスだと思いますし、音色指定ミスのトラブルが激減します。
そこで、オススメしたいのが MIDI信号を受けてラッチ出力できる優れもの XTS M2S MIDI Adapter です!
monoラッチ出力 x6 Port の仕様にも関わらず現時点で世界最小サイズとなります。XTS M2S MIDI Adapterは、受信したMIDI信号をラッチ出力へ変換しますので、ループスイッチャーやMIDIインターフェースから信号を送ることで、簡単に ラッチ対応の製品のチャンネルやモードを切り替えることが出来ます。
受信するMIDIチャンネルも1~16で任意に設定可能
XTS M2S MIDI Adapterは、背面の蓋を外すと「受信するMIDIチャンネルを何番にするか?」を指定するスイッチがあります。この設定を行うことで他のマルチエフェクター等へ送られるMIDIチャンネルと別けて運用することができます。基本的には「メインで鳴らすMIDI対応機器と異なるMIDI番号」を振っておくことでトラブルを回避できます。
先日公開致しました記事 PROTEINオーバードライブ 名機としての称号へ突き進む 歪みペダル で紹介した弊社ボードにも、空間系マルチやギターミキサーなどを ループスイッチャーを用いて制御しております。弊社ボードの場合は、メインの空間系マルチは Omniモードとなりますので ループスイッチャーからはMIDI 01で送っています。
従って Suhr Eclipse を制御する為のXTS M2S MIDI Adapterは MIDI02 を受信する設定し、Eclipseの切り替えが必要なLoopを踏んだ際は、MIDI 01 と 02 の両方を送信するよう設定しております。
殆どのMIDI対応ループスイッチャーであれば、1つのLoop選択時に「どのMIDI番号とナンバーを送るか?」を個別に設定できますので、上記のように MIDI番号をずらして送信できる というものになります。
絵的に書くと以下の感じです。
Loop1 のMIDI出力の設定を MIDI 001~003を一緒に出力するよう ループスイッチャーに指示します。
Loop1 ON
↓
MIDI送信 —MIDI 001 送信 = 空間系マルチ
|
—MIDI 002 送信 = XTS M2S MIDI Adapter
|
—MIDI 003 送信 = その他の機器
|
—None(使わない)
|
—None(使わない)
使い方もシンプル
MIDI 云々と聞くと「苦手意識」が働く人もいると思いますが、安心してください!
XTS M2S MIDI Adapter 自体の設定と考え方は非常に簡単です。
導入後、最初に考えることは、XTS M2S MIDI Adapter の受信するMIDI番号(上記の話)を何番にするか?
その後は、ループスイッチャーの任意のLoopに以下の設定とするだけです。
※XTS M2S MIDI Adapterへの PG(プログラムチェンジ)ではなく、CC(コントロールチェンジ)を送ってください。
※以下はSuhr Eclipseの場合です
CC #80 Value 127 = エフェクターのチャンネル A ON
CC #80 Value 000 = エフェクターのチャンネル A OFF
CC #81 Value 127 = エフェクターのチャンネル B ON
CC #81 Value 000 = エフェクターのチャンネル B OFF
これだけです。
チャンネルの OFF が不要なのであれば、#80 と #81 (何れもValue127)のみ送れば良い型となります。
例えば、スイッチャーの Loo1に CC #80 Value 127 / Loop2に CC #81 Value 127 を設定すれば、チャンネルAとBを踏み分けられる設定が可能です。
以下のCC表(筐体の箱の裏に記載されてます)の通り、基本的には #80 から利用します。
ただ、ループスイッチャーの仕様や筐体側の仕様によっては、#70 から使う場合もあります。
因みに弊社ボードで使っている MusicomLAB EFX-LEⅡとSuhr Eclipse の組み合わせの場合は #70 も認識しています。#70 or #80 のどちらかで動きますので、ご自身の環境でテストしてみてください。
XTS M2Sの各ポートはmonoなので注意!
XTS M2Sには同梱で 3.5mini mono ケーブルが6本付属していますので、直ぐに利用可能です。しかし Suhr Eclipse のように、筐体側のラッチ入力側がステレオ入力の場合、入力口が1個しか入力がありません。
上記のCCナンバー表の通り、1つのCC(例えば #80)では エフェクターの On/off しかできませんので、付属のmonoケーブルを繋いだだけでは 片側のチャンネルのON/OFFのみとなり、「チャンネル切り替え」は出来ません。チャンネルを切り替えるには、別のCC (#81)を送らないといけませんので Yケーブルを作る必要があります。
上記のXTS M2Sの画像を見て頂くと Port1と2が使われていると思います。これは Port1がSuhrのチャンネルA / Port2がチャンネルBを制御しており、各Portのmonoケーブルは、Suhr筐体のラッチ入口の所で 3.5mm ステレオmini に変換(Yケーブル)されています。
つまり、チャンネル切り替えを行う場合は、XTS M2SのPortが2つ必要となります。
XTSから出力されるmono信号は、TIPのみ利用しますので 結線としては以下の考え方となります。
Pot1 mono : TIP(A) + Sleeve → Stereo TRS の Tip(A) + Sleeve
Pot2 mono : TIP(B) + Sleeve → Stereo TRS の Ring(B) + Sleeve
一見複雑そうに感じる人もいると思いますが、ご連絡頂ければサポート致しますので、お気軽にお申し付けください。
エフェクター チャンネル切り替え が楽しくなる!
今回紹介致しました XTS M2S MIDI Adapter は本当便利ですし、信号の遅延もありませんので ボード構築の際には是非導入頂きたい製品です。今回はエフェクターのチャンネル切り替えにフォーカスしましたが、もちろん アンプのチャンネル切り替えやモード切替も可能ですので、サウンドメイキングの幅が大幅に向上します!
Theone 本店
https://theonestore.jp/
Theone yahoo店 最新入荷情報
https://store.shopping.yahoo.co.jp/theonestore/search.html?p=#CentSrchFilter1
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