エフェクターボード の ループスイッチャー の重要性 | THEONE | ハイエンド エフェクターなどの解説
エフェクターボード って、スノコ型やらボード型など色々な物を利用されていると思います。
ボードを組んでいて重要なのは「何に拘らなければならないか?」という事だと思います。
サウンドの方向性を決めるプリアンプや歪み系(オーバードライブやディストーション)なども最重要ですが、それよりも「それ以前の根本的な音質」に重きを置く事によってサウンドクウォリティーが大幅に変わってきます。
エフェクターボードで構築する場合
ギター → 何かしらの筐体のInput (バッファーや歪み系など) → 空間系 → アンプ
みたいなタイプか、ループスイッチャーを利用して
ギター → 筐体IN or ループスイッチャーIN → SND/RTN → アンプ
の配列が一般的ですよね。
ここで重要なのは、ループスイッチャー自体の「音質」なんです。
もちろん電源品質も大きく関係しますが、今回はループスイッチャーの話となります。
エフェクターボード における
ループスイッチャー の重要性
ループスイッチャーって、同じ仕様(たとえば Ch1からCh4の切り替えが出来て、MIDIも使える)なのに、価格帯が「差」がある製品を目にすると思います。以下の Musicom Lab の EFX-LEⅡや、RJMのループスイッチャーは、製品群の中でも 高額な機種に入ります。
確かに、安い物より「機能」は充実している面もありますが、一番大きな要素としては「音質劣化を最小限に抑える為」の設計や構成パーツで組まれているという事です。
簡単に言い換えれば、プロギタリストでループスイッチャーをメインにしてゴリゴリのギターシステム組んでいる人って、安価なスイッチャー使ってないですよね?(たまに安価なのありますが)
「それ」が最大の理由なんです。
当店 Theoneで扱っているループスイッチャーも基本的にハイエンドの物をメインにしています。理由は、上記のとおり「ギターサウンドを作る上で重要な部分」だからです(数点 安価なのありますが)
いち ユーザーさんが、音質チェックの為にわざわざ「安いのと高いの」買って、聞き比べるのは難しい(お金の無駄にもなりますし)と思いますので現実的ではありませんが、聞き比べてみると、はっきり分かる位 音質が異なります。
言い換えると、当店がハイエンド ループスイッチャーをメインにしている理由は「安価な物を扱う必要がない」と考えているからなんです。もちろん ビギナーさん用で「安価な製品」も少しありますが、音を作り込みたい!とか、システム化してみたいという段階になったら、ループスイッチャーには妥協して欲しくないと思っています。

ループスイッチャー
映っている エフェクターボードは、TheoneのTERUの物ですが、構成以下の様になっています。
ギター
↓
(IN)
カスタムバッファー(オリジナル プロト製品)
(out)
↓
(IN)
Musicom Lab EFX-LEⅡ
L1 = コンプ関係(MIDI Loopingで数台接続)
L2 = メインの歪み
L3 = RJM Overture (プログラマブル アナログ オーバードライブ)
L4 = Free The Tone MIDI EQ
L5 = Empty
L6 = Empty
(out)
↓
(IN)
Musicom Lab Paralleizer(ミキサー)
SND.RTN 1 = Free The Tone ディレイ
SND.RTN 2 = Eventide リバーブ
SND.RTN 3 = Empty
(out)
↓
Head Amp
という構成になっています。
基本的なプリ部と歪みはアナログで作り込み、必要に応じて、MIDI制御された EQで補正。
そのアナログのサウンドをループスイッチャーのアウトから出し、ミキサー(paralleizer)へ入れて、ディレイとリバーブの空間系は、KillDry(Wet信号のみを混ぜる)の状態でブレンドしHeadアンプへ。
ループスイッチャーのL5とL6は、モジュレーションやチューブバッファーなどを挟むのも良いですね。
この「メインのサウンドはアナログ」という部分を活かす為にも Musicom LABのループスイッチャーを大きな役割を果たしてくれています。実際、安価なスイッチャーで組むと「仕様」においては問題ありませんが、サウンドが薄っぺらくなる というか、奥に引っ込んでしまうというか。。
今回は、ループスイッチャーの重要性について書いてみました。
自身のボードをワンランクUPさせる事を考えている様でしたら、まず ループスイッチャーに拘ってみてください。
本記事で公開したスイッチングシステム関係はこちらに掲載してますので、参考にしてみてください。
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