DYNAX JUNCTION BUFFER - 理想的な ギター バッファー 製品情報
DYNAX JUNCTION BUFFER 最終プロト完成
2022年1月10日 DYNAX の第一弾プロダクトとなる DYNAX JUNCTION BUFFER( ギター バッファー )の最終プロトが完成致しました。基盤や筐体の修正から内部構成するICやコンデンサなど多岐に渡るテストを行い、ギターの為の理想的なバッファーとして世に出す為の生産を開始致しました。
今回は DYNAX JUNCTION BUFFER の製品詳細を公開させて頂きます。
±15VDC Boost technologyによる圧倒的なダイナミクスと対ノイズ性能
DYNAX Junction Buffer は、音楽作品をバランスよくまとめることにフォーカスしたレコーディング機材と同等の回路設計を行い、一般的なギター用デバイスとは一線を画します。圧倒的な周波数レンジとダイナミックス、SN比を誇ります。
一般的なコンパクトエフェクターの動作電圧はDC9Vがグローバルスタンダートとなっていますが、実際は、内部では±4.5Vで動作しています。これはエフェクターで使用されるオペアンプICを使用する上で電源電圧の下限でもあり「理想的な動作とはほど遠い」ものがあります。
DYNAXでは、この点に注視し回路を構成する各電子デバイスが最も理想的な状態で動作するよう設計し、動作電圧をプロ用音響機材と同じ±15VDCに設定したことで圧倒的レンジを確保。結果、楽器が本来持つダイナミクスレンジや情報量を余すことなく次段の機材に伝えることができます。
理想的な ギター バッファー
エレキギターに搭載されているピックアップから出力される電気信号は、非常に微弱な電気信号であり、ハイインピーダンスの信号となっています。
ハイインピーダンスは、各エフェクターを接続すると非常にノイズの影響を受けやすく取り扱いが非常にシビアな状態となります。その為、アクティブピックアップ (プリアンプ搭載型のピックアップ) も存在しますが音質変化や回路駆動の為のバッテリーが必要となることに躊躇うギタリストは多いと考えます。
アクティブピックアップは使いたくない、パッシブが良い!というギタリストもバッファーを通すことで、ギターの信号をローインピーダンス化することが可能となりノイズを影響を受けにくい「強い信号に変換する」ことができます。
更に、DYNAX Junction Buffer では、ギターというハイインピーダンス信号を理想的に受け止めることができる高速オペアンプを採用し、高級オーディオや音響機材でも採用を躊躇うクオリティーの高品質なパッシブコンポーネンツ(抵抗やコンデンサー)を惜しみなく採用することでプレイスタイルを選ばない品質を提供します。
シールドケーブルの影響を加味した設計
先述の通り、ギターからアウトプットされる信号は微弱で、使用するケーブルや長さに影響して音質変化やレベル低下などのが劣化が生じます。この劣化はアンプである程度補うことはできますが、本来ギターから出力されている情報までは復元することはできません。つまり劣化したサウンドをドライブしているに過ぎません。
DYNAXに搭載されるバッファーにはケーブルによる損失 (ケーブルが長くなっとしても) アンプにダイレクトに接続したようなサウンドを提供します。
ノイズ軽減する高品位なケースと耐久性
DYNAX Junction Buffer には業界でも世界でも初となる高品位なアルミニウム削り出しのケースをバッファーに採用しました。一般的なエフェクターで使用される安価な鋳造(ダイキャスト)製のケースとは異なり、密度の高い金属で外来からのノイズを圧倒的に軽減することができます。
音質・耐久性重視のパーツセレクト
DYNAX Junction Buffer の心臓部であるバッファーには世界中から厳選した優れた音質を持つパーツを全てヒアリングで選定しました。また音は優れていても耐久性が低くては採用に値しません。ビンテージと言われる歴史的名器のように、長時間の過酷な環境下に置いても最高のパフォーマンスを発揮する事にも重点を置いています。
バーサタイルな入出力設計
DYNAX Junction Buffer には自慢のバッファー以外にも、エフェクトボードを構築する上で必要な入出力端子を備えています。大切なギターのインプット以外にも、最後のエフェクターからのアウトプットを立ち上げることでステージのセッティングを容易にし不用意なトラブルを避けることに繋がります。
2系統用意されたTHRU端子は音声信号の端子としても使用することができる他、TRS接続による外部のアンプのCH切替などのリモート端子としても使用することができます。
プロセッサーとの併用でも威力を発揮
DYNAXのバッファークウォリティーは、エフェクターボードへの設置以外でも近年主流になりつつあるギタープロセッサー前段への導入にも効果を発揮します。
Fractal , Neural DSP, Kemper , Helix 等のハードウェアはもちろん、プラグイン利用時におけるオーディオインターフェース前段へのインサートなど、ギターやベースから入力される信号をDYANXバッファーを通す事で「楽器本来のダイナミクスレンジ」をプロセッサーに伝達つする事が可能となり、Junction Bufferが「ある と なし」では圧倒的にサウンドの品質が異なります。デジタルプロセッサーにおいてもDYNAX Junction Buffer を通す事で、より鮮明でコシのある元音での音作りが可能となります。
クリーンブースターとしても高品質
オールド マーシャルやフェンダー、Dumbleアンプ等の前段へオーバードライブやブースターの代わりとしてインサートすることで、高品質なクリーンブースターとしての性能も発揮します。15VDC昇圧からなるクリーンなバッファー性能で、一般的なドライブ系やブースターなどのエフェクターよりもギターアンプのサウンドに色をつけずにドライブ感を持ち上げることが可能です。さらにJunction Bufferの特色でもある「輪郭感」や「レンジ感」も向上します。
DYNAX Buffer内部のTrimで最適なバッファー量を設定
シールドが長い時はTrimを高く、真空管アンプへの色付け程度ならばTrimは低くなど、筐体内部にはTrimコントロールが設置されておりますので、シチュエーションに合わせてバッファー量を設定できます。
上記の通り「アンプへの色付け」や「プラスαの輪郭感とレンジ感」を演出した場合は、Trimは12時よりもマイナス側。逆にブースターとしてアンプをドライブさせたり、ドライブペダルのGainは低めに設定しバッファーでブースト感を狙う場合などは 12時を基点にTrimを調整してみてください。
DYNAX Junction Buffer Feature
DYNAX Junction Buffer 仕様
入力インピーダンス:1MΩ
推奨出力負荷インピーダンス:1kΩ以上
コントロール:Gain(筐体内部にトリム設置)
端子:1/4インチ標準フォーン・ジャック×6(Buffer入力、Buffer出力、THRU端子)、MIDI THRU、DC9Vイン
電源:DC9V センターマイナス
消費電流:約50mA
筐体サイズ:112(W)×60(D)×33.5(H)mm
重量:計測必要
付属品:保証書、取扱説明書
現在、DYNAX Webサイトを構築中となりますので販売開始時期に関しては、改めて Theone Twitterの方で公開させて頂きます。
Theone本店では、ハイエンド ギターエフェクターを主に扱ってますので、是非ご覧ください。
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