FRACTAL AUDIO FM3 ギタープロセッサー を考える 実用例
FRACTAL AUDIO FM3 の実力を解く
前回の記事 FRACTAL AUDIO FM3 ギタープロセッサー を考える で、何故 FM3が推しなのか?という理由を書かせて頂きました。今回は、実際に FM3 をどう運用していくのか?という部分に触れて行きたいと思います。
ギタープロセッサー って そもそも何?
昔は、ギタープロセッサー なんで言葉は無かったんですが、Fractal Audio AXE シリーズやKemperが出現した頃から、ギタープロセッサー という呼び方が主流になってきました。他には、ギターシミュレーターと呼んでる所もありますが、どちらが正しいのか?というのは無さそうですね。。
そもそも ギタープロセッサー ってなんなのでしょうか?マルチエフェクターと何が違うの?というギタリストもいると思います。
この プロセッサーとマルチですが、線引をするとすれば
ギタープロセッサー
高品質なプリアンプやアンプモデリングが内蔵され、昨今主流となっている キャビネットIR を駆使した品質の高いギターサウンドを作ることができることから、単体で利用するギタリストも多い。また、外部システム(midiを使ったルーピングやループスイッチャーとの拡張性)にも優れていると同時に機器自体にもSND/RTNが配備されている物が殆どの為、大規模なギターシステムを構築することができる。
後述となるが、ギターシステムを構築する中で、メインの音はギターアンプヘッドを使いエフェクト関係は プロセッサーを替えして全体をコントロールするシステムも主流になっている。
内蔵されている各種エフェクトも高品質なサウンドが特徴であるが、プログラムの保存や呼び出しも比較的簡単であることから、機器自体を主のエフェクターとしてボードに設置してるプロも多い。
殆どのモデルが オーディオインターフェースとしての機能も配備しているので、宅録などでも重宝している。
市場的には、ハイエンド機器として認識されており、価格も安い物で 6万円~8万円、主流の機器になると20万~40万となっている。
以下、Pete Thorn のYoutube “10 PARTS, 10 TONES using the FRACTAL FM3! FREE PRESETS!”でも FM3の品質の高さを確認できます。
マルチエフェクター
文字通り マルチエフェクター として使う事が多く、他のエフェクターと並列で繋いでいる場合が殆どなのではないだろうか?基本的な音はコンパクトエフェクターやプリアンプなどで作り、その後段にマルチエフェクターを設置し、マルチエフェクター側でエフェクトのON/OFFや、ループスイッチャーを併用して ON/BYPASS を行う。
ギターアンプヘッドのSND/RTNにマルチエフェクターを設置して、メインのエフェクターボードの方から制御する事もある。
価格的には1万円代~10万円前後
と言った感じではないだろうか?
ギタープロセッサー と マルチエフェクター
実際どっちがおすすめ?
結論を先に書くと ギタープロセッサー の方がお薦めです。
理由は幾つかありますが、手の届きやすい10万円以下のプロセッサーでも最近の物は非常に品質が良く、製品自体もコンパクトな設計になっていますので、バンドアンサンブルや宅録、ライブに至るまで十分な性能を発揮してくれます。
20万前後のハイエンドクラスと比較すると、流石にアンプモデリングの品質は若干劣りますが 宅録であれば幾らでもEDITできますし、結果 2mixの中で その音がどうなのか?という部分が重要になってくるので、必ずしも「オールチューブをドライブさせた音」である必要はありませんよね。
また、サードパーティのIRを読み込める物が殆どなので、品質の高いIRさえあれば、ハイエンドクラスと変わらない音作りが可能です。
手の届きやすい機器としては、以下の2モデルがお薦めです。
● HOTONE AmperoⅡStomp アンプモデラー&エフェクター / IRローダー
国内外問わず実績のある AMPEROⅡは、当店スタッフも利用しており、詳しく記事を書いてますので、参考にしてください。HOTONE AMPERO II Stomp アンプシミュレーター だけではないその機能とは?
● Mooer GE300 LITE ギタープロセッサー
この機種も人気がありますね!108種類のアンプ、43種類のキャビネット、164種類のエフェクトを収録し 且つ サウンド品質もGoodです!このモデルも サードパーティのIRを読み込む事ができます。
Theone Yahoo店でも上記機種は取り扱ってますので ご覧ください。
上記、どちらのモデルもPC / MAC と接続し専用エディターで簡単に各パラメーターを変更、保存 / 呼び出しが可能です。以下の画像はFM3
事項より エフェクターボード を併用して具体的な仕様例 の解説に入りたいと思います。
1)直列でマルチエフェクターとして
2)ループスイッチャーを使ってのギターシステム構築
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