音質が変わらないブースター として最強かも! DLS-Boost-Gain-Sustain | THEONE | ハイエンド エフェクターなどの解説
音質が変わらないブースター
音質が変わらないブースター というよりかは、音質の変化が少ないという表現の方が合っているかもしれません。今回ご紹介するのは、アメリカの DLS Effects が製作・販売する DLS Boost-Gain-Sustain
ブースターって、いろんなエフェクターメーカーが出してますよね。ツマミ1つの物から、あれこれトーンコントロールが着いている物、メタル向けやダンブル系向けなど様々な物があります。中にはシールドのin/outしかない物も存在します。
殆どのブースターが「結構音変わっちゃうんだな~」という印象が正直な所です。
「ブーストさせる」ということは、特定の周波数帯とゲインを持ち上げる回路を通る訳ですので、エフェクターONの時とOFFの時のサウンドに変化が生じるのは当たり前のことなんです。
なかには、繋いだだけ(ONにしてない)でも「話にならない」サウンドになってしまう製品もあります。
仮に10万円するブースターがあったとしても「音の変化」というのは100%あります。
ここで重要なポイントは
・どの位サウンドに変化がでるのか?
・その変化はOKなのか否か?
ということです。
正直ベースでお話をすると、弊社、2021年から DLS Effects の日本Dealerをやっております。
「だからDLSの製品の紹介を一生懸命してるんでしょ?」という声もあると思いますが、違うんです。
製品として優れているから紹介している。ただそれだけです。
まだまだ、商品数は少ないですが、当店で扱っている製品の中で、ハイエンド系の物は全て実際に音出しをして扱うかどうか決めています。実際に「ボツ」になったメーカーもありますし、メーカー内でも「これはOK / これはイマイチ」など、ピックアップして掲載しています。
今回のブースターに関しても、結構な数のブースターを触ってきた中で「久々にこのブースター良いな!」と感じたので、紹介しております。
さて、話が脱線してしまいましたが、今回紹介する DLS Boost-Gain-Sustain ですが、主にアンプ直のギタリストにお薦めしたいと思っています。方向性としては、歪み系のアンプではなく、ビンテージのマーシャルやフェンダー、ブティークアンプの代名詞でもあるDumble等の前段へのインサートが良いと思います。
以下、簡単にですが特徴を書いて行きます。
音質が変わらないブースター
というのは非常に重要!
冒頭でも書きましたが「変わらない」のではなく「変化が少ない」という表現が正解です。
色んなブースターを試してきた中で殆どの物が「アンプの音を大きく変えてしまう」という印象がありました。
結果オーライであればいいんですが、悲しいことに「このアンプのこの部分の音が好き!」という理由でそのアンプを使っているのに「その部分」が台無しにされてしまう事が多くありました。
これは、エフェクター自体の音の良し悪しや、音抜け云々とか、Trueバイバスとか、そんなことではなく「そのエフェクターを作る上で何を考えて作ったのか?」という事が重要なポイントだと思います。
例えば
「エフェクターって簡単に作れるよ!」→ 正解です!
「沢山作って結構な数を売ってるよ!」→ そうかもしれません!
「みんな良いって言ってくれてるよ!」→ 凄いことだと思います!
でもですね、重要なのは「どのレベルの人にどれだけダメ出しを食らったか?」だと思うんです。
転がっている回路図を使って必要なパーツを揃え、ハンダの腕さえあれば「誰でも簡単にそれっぽい物」が作れてしまいます。メルカリとかでも沢山見ますよね?
でも、その製品って「エフェクターの存在意義」を考えて製作した物ではなく「それっぽい物を作った」だけだと思うんです。
存在意義って、誰かに「このエフェクターいいね!でも本質的にこういう音を出したいから、ココこうなんないかな?」などの意見やダメ出しを散々食らって、ようやく完成型となり、そのエフェクターのカラーが決定付いて、消費者に浸透して行くものだと思います。
DLSのエフェクターは、その「誰かに」が、現場の「プロギタリスト達」からの意見となり、そのプロギタリスト達の納得するクウォリティーレベルの製品を提供してきたのが DLS Effects というメーカーであり、代表者 兼 生産者のDave Sestito です。
その研究心と長年の実績が現在のDLSのサウンドに現れています。
先に書かして頂きますが、DLSのエフェクターって、昨今のハイエンドエフェクターや新星メーカーに比べると、ハデさやデザイン性は劣っていますしスタイリッシュ面でも劣っています(笑
それは「極端にデザイナブルにする必要が無い」という事と「現場での耐久性」を優先しているのが理由です。
正直、DLSのエフェクターは全て「硬くて重い」です(笑
上記は、Guthrie Govan ですね、ガスリーがこの2モデルを愛用、その他にもRush, Heart, Rascal Flatts, Tesla, Styx, Darius Rucker, Daughtry, Theory of a Deadman, Green Day, Lifehouse, Cassadee Pope, Rolling Stones, Johnny Hiland, Aerosmith, Smashing Pumpkins, Greg How, Three Doors Downなどへの支援も行っています。
さて、本題に戻ります。
この DLS-Boost-Gain-Sustain は、上記の「何を考えて作ったのか?」と「存在意義」の答えをお話すると
アンプの音を限りなく祖なわないブースター という簡単で最高に難関なリクエストです。
音を変える(又は極端に変える)ことは非常に簡単です。ですが、音への影響を極めて少なくして、ブーストやEQなどを効かせるのって めっちゃ高等レベル の話なんです!
簡単で最高に難関なリクエスト・・・名だたるギタリストからの意見であれば、そうなるでしょうね、、、、(汗
Daveの胸中お察しします。
DLS-Boost-Gain-Sustainの動画を撮ろうと思ったんですが、時間が取れずに以下の動画を拾ってきました。
この動画は、現在の最新バージョンのBoost-Gain-Sustainではなく旧タイプとなりますが、本質は同じです。
仕様的には以下の通りとなります。
アンプをクリーンセッティングで、オーバードライブ的に使うのも良いですが、アンプ側を軽いクランチのセッティングにして、Normal Volume 最大 + Normal Gain ほぼ0で、アンプサウンドに「輪郭感とドンシャリ感」をプッシュしたサウンドは極上です!
ちなみに、Boost側の設定をGain高めに設定すると、ハードロック行けちゃう位アンプがドライブします。
ですが、基本的に音の分離感とEQはアンプ側のセッティングが活きますので、歪みエフェクターの様に「その筐体のドライブサウンド」になってしまうのではなく、アンプのサウンドにドライブツマミが追加された感覚で利用できます。
アンプの音を限りなく祖なわないブースターというリクエスト
音を出してみて頂くと解って頂けると思います。
DLS-Boost-Gain-Sustainの商品はYahoo店でもお求め頂けます。
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