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Strymonエフェクター 定番モデルとサウンド品質を徹底比較!ギタリストにおすすめはこれだ | THEONE | ハイエンド エフェクターなどの解説

Strymon 定番エフェクターとサウンド品質を徹底比較!ギタリストにおすすめはこれだ

プロを魅了する Strymonエフェクター その圧倒的なサウンド品質は、強力なDSPとアナログの質感を再現する緻密なモデリング技術の賜物です。本記事では、BigSkyやTimeLineといった定番エフェクターのサウンドを徹底比較。リバーブやディレイなど種類別に特徴を解説し、目的やジャンルごとにおすすめのモデルも紹介します。どれを選ぶべきか迷っているギタリスト必見。あなたのプレイスタイルに最適な一台が必ず見つかります。

1.  圧倒的なサウンド品質でプロを魅了 Strymonエフェクター

Strymonエフェクター

Strymon(ストライモン)は、2009年にアメリカで設立されたエフェクターブランドです。 元々は真空管を搭載したエフェクターを開発していたDamage Control社のメンバーによって立ち上げられました。 そのサウンドクオリティの高さから、設立からわずかな期間で世界中のトッププロをはじめとする多くのギタリストから絶大な信頼を得る存在となっています。 「空間系エフェクターを探し求めた末に、最後に行き着くブランド」と評されることもあるほど、その品質は高く評価されています。

Strymonのペダルがプロを魅了し続ける背景には、サウンドに対する徹底したこだわりと、それを実現する高度な技術力があります。単に多機能なだけでなく、弾き手の表現力に直結する音楽的なサウンドが、多くのギタリストの創造性を刺激し続けているのです。

Theoneストアでは各店では
Strymonエフェクター を豊富に取り揃えています!

品質の高いペダルを主に取り扱うことをテーマにしている Theoneストアですが、Strymonのペダルの品質の高さは、全てのギタリストのニーズに相応するクウォリティーがあり自信をもってオススメできるエフェクターです。

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Strymonエフェクター

1.1 強力なDSPが生み出す高解像度サウンド

Strymonエフェクター の心臓部には、非常にパワフルなDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)が搭載されています。 特にSHARCなどの高性能DSPチップを採用することで、膨大な情報量を高速で処理し、ラック型エフェクターに匹敵するほどの高解像度でクリアなサウンドを実現しています。 この強力な処理能力により、複雑で緻密なアルゴリズムの実行が可能となり、幻想的で美しい響きが特徴の「Shimmer」リバーブなど、Strymonならではの独創的なサウンドが生み出されています。

また、高い処理能力は音の解像度だけでなく、ギタリストのピッキングニュアンスに対する追従性にも大きく貢献しています。 強く弾いた時のアタック感から、弱く弾いた時の繊細な音の消え際まで、演奏のダイナミクスを余すことなく捉え、表現力豊かな演奏をサポートします。 この高い演算能力こそが、Strymonのサウンドを唯一無二のものにしているのです。

1.2 アナログの質感を再現する緻密なモデリング技術

Strymonの大きな特徴は、デジタルエフェクターでありながら、往年のアナログ機器が持つ温かみや音楽的な質感を驚くほど忠実に再現している点にあります。 これは、アナログ回路や真空管、テープエコーといったビンテージ機材を徹底的に分析し、その挙動をDSP上で再現する高度なモデリング技術によるものです。 例えば、テープエコーを再現したEl Capistanでは、テープの劣化具合や録音ヘッドの位置までシミュレートするなど、尋常ではないこだわりが詰め込まれています。

さらに、独自の「dBucketテクノロジー」は、BBD(Bucket Brigade Device)素子を使ったアナログディレイ特有の音質変化やノイズ感まで忠実に再現します。 また、多くのモデルで採用されている「アナログ・ドライ・スルー」設計もサウンド品質の鍵となっています。 これは、入力されたギターの原音(ドライ音)をデジタル変換せずアナログのまま出力し、DSPで生成されたエフェクト音(ウェット音)とミックスする方式です。 これにより、原音の持つニュアンスや鮮度を一切損なうことなく、クリアでありながら温かみのあるサウンドを実現しています。

Strymon BigSkymx Theoneストア

2. 定番の Strymonエフェクター を一挙紹介

Strymonのペダルは、そのサウンドクオリティの高さから「空間系エフェクターの最終到達点」とも言われます。ここでは、数あるStrymon製品の中から特に評価の高い定番モデルを種類別にピックアップし、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

2.1 空間系エフェクターの頂点 リバーブ編

幻想的で美しい残響を生み出すStrymonのリバーブペダルは、ブランドの名を世界に轟かせた象徴的な存在です。プロの現場からDTMまで、幅広いシーンで最高峰のサウンドを提供します。

2.1.1 BigSky 無限の可能性を秘めたリバーブの王様

Strymon BigSkyは、リバーブペダルの概念を覆した多機能リバーブの金字塔です。 12種類のスタジオクラスのリバーブアルゴリズムを搭載し、定番のルームやホール、プレートはもちろん、Strymonの名を世に知らしめた幻想的な「Shimmer」や、粒子状のサウンドが美しい「Cloud」など、独創的で音楽的なサウンドを網羅しています。近年では2つのリバーブを同時に使用できる後継機種「BigSky MX」も登場し、さらにサウンドメイクの幅が広がりました。300個のプリセット保存機能やMIDIコントロールにも対応し、ライブから制作まであらゆる場面でギタリストの創造性を刺激する一台です。

strymon BIGSKY リバーブ

2.1.2 BlueSky シンプルながらも極上のサウンド

BlueSkyは、Strymonが最初にリリースしたリバーブペダルであり、その卓越したサウンドクオリティで多くのギタリストを魅了し続けています。プレート、ルーム、スプリングという3つの定番リバーブタイプを搭載し、直感的な操作でプロクオリティのサウンドが得られます。特に、美しく澄み渡るような「Shimmer」モードは、アンビエントなサウンドスケープを創り出すのに最適です。シンプルな操作性を求めるギタリストや、初めてStrymonに触れる方にもおすすめできるモデルです。

strymon Blue Sky V2 Reverb リバーブ

2.1.3 Flint 往年のアンプリバーブとトレモロを一台に

Flintは、1960年代のヴィンテージアンプに搭載されていたトレモロとリバーブの黄金の組み合わせを一台で再現するペダルです。3種類のトレモロ(’61 Harmonic, ’63 Power Tube, ’65 Photocell)と3種類のリバーブ(’60s Spring, ’70s Plate, ’80s Hall)を搭載し、それぞれ独立して使用することも可能です。そのサウンドは温かく有機的で、ブルースやロック、サーフミュージックなど、古き良き時代を感じさせるジャンルに完璧にマッチします。ペダルボードをシンプルにまとめたいギタリストにとっても魅力的な選択肢となるでしょう。

strymon FLINT V2 トレモロ&リバーブ

2.2 時を操る芸術 ディレイ編

Strymonのディレイペダルは、単なるやまびこ効果に留まらず、サウンドを芸術の域にまで高める表現力を持っています。クリアなデジタルディレイから温かみのあるアナログサウンドまで、多彩なモデルがラインナップされています。

2.2.1 TimeLine 多機能ディレイの金字塔

TimeLineは、12種類の個性的なディレイマシンを搭載した、まさに「ディレイのすべて」が詰まった一台です。クリアなデジタルディレイ、温かいテープエコー、BBD素子をシミュレートしたアナログディレイに加え、リバース、アイス、フィルターなど独創的なサウンドも網羅しています。[2, 19] 200ものプリセット保存機能、30秒のステレオルーパー機能、そして完全なMIDI対応により、複雑なサウンド構築やライブでの柔軟な操作性を実現します。あらゆるジャンル、あらゆるギタリストの要求に応えるモンスターマシンです。

strymon TIMELINE ディレイ

2.2.2 El Capistan テープエコーの温かみを完全再現

El Capistanは、ビンテージ・テープエコーが持つ独特の温かみや揺れ、サチュレーション感を驚異的な精度で再現したペダルです。 3種類のテープマシン(Fixed, Multi, Single)を選択でき、テープのコンディションやヘッドの挙動まで細かく調整可能です。さらに、隠し機能としてスプリングリバーブも搭載しており、より深みのあるサウンドメイクが楽しめます。テープエコーならではの音楽的なディレイサウンドを求めるギタリストにとって、これ以上の選択肢はないと言えるでしょう。

Strymon El Capistan V2 テープエコー

2.3 サウンドを彩る モジュレーション・歪み編

空間系で培った圧倒的なDSP技術は、モジュレーションや歪みといった他のカテゴリーでも遺憾なく発揮されています。Strymonならではの高解像度で音楽的なサウンドは、多くのギタリストを虜にしています。

2.3.1 Mobius 網羅的なモジュレーションマシーン

Mobiusは、12種類のスタジオ品質モジュレーションエフェクトを一台に凝縮したペダルです。コーラス、フランジャー、フェイザーといった定番から、ロータリー、ヴァイブ、トレモロ、さらにはデストロイヤーやフォルマントといった個性的なエフェクトまで、あらゆる揺れ系サウンドをカバーします。TimeLine同様のユーザーインターフェースと200プリセット、MIDIコントロールを備え、歪みペダルの前段(Pre)と後段(Post)をスイッチ一つで切り替えられるルーティング機能も搭載しています。

strymon MOBIUS モジュレーション マルチ

2.3.2 Sunset & Riverside 新世代のデュアルドライブペダル

SunsetとRiversideは、Strymonが誇るアナログとデジタルのハイブリッド技術によって生まれた新世代のドライブペダルです。Sunsetは2つのチャンネルを持ち、それぞれに3種類、合計6種類のクラシックなオーバードライブ回路を搭載しています。一方のRiversideは、JFETアナログ回路とDSPを組み合わせたマルチステージ・ドライブで、クリーンブーストからハイゲインまで幅広いサウンドを1台でカバーします。どちらもMIDIに対応し、複雑なサウンドシステムの中心としても機能します。

strymon SUNSET オーバードライブstrymon Riverside オーバードライブ

2.4 アンプサウンドを足元に アンプシミュレーター編

Strymonは、アンプやキャビネットのサウンドをペダルサイズでリアルに再現するアンプシミュレーターの分野でも高い評価を得ています。自宅での練習やレコーディング、ライブでのダイレクト出力など、現代ギタリストのニーズに応える製品です。

もちろん DYNAX IR をインポートすることも可能です。

2.4.1 Iridium リアルなアンプサウンドをペダルボードへ

Iridiumは、歴史的な名機とされる3種類のアンプ(Fender Deluxe Reverb, Vox AC30, Marshall Plexi)と、それぞれに最適化された3種類のキャビネットIR(インパルス・レスポンス)を組み合わせた、ペダル型のアンプ&IRキャビネットシミュレーターです。
Matrix Modeling™技術により、チューブアンプ特有の弾き心地やトーンの変化を驚くほどリアルに再現。ヘッドホン端子も備えており、自宅でのサイレント練習から、ステージでのPAへのダイレクト出力、DAWでのレコーディングまで、あらゆるシチュエーションで最高品質のアンプサウンドを提供します。

strymon IRIDIUM キャビネットエミュレーター AMP & IR CAB「DYNAX IR 限定特典 付属」

3. Strymonエフェクター のサウンド品質を徹底比較

Strymonのペダルは、どれも高品質なサウンドを提供しますが、モデルごとに得意とするサウンドキャラクターや機能性は大きく異なります。ここでは、定番モデルを直接比較し、それぞれのサウンド品質の核心に迫ります。あなたのプレイスタイルや求めるサウンドに最適な一台を見つけるための参考にしてください。

3.1 リバーブ対決 BigSky vs BlueSky あなたに合うのはどっち?

Strymonのリバーブペダルとして双璧をなすBigSkyとBlueSky。どちらも最高峰のサウンドクオリティを誇りますが、そのコンセプトは明確に異なります。選択を誤ると、その多機能性を持て余したり、逆に機能不足を感じたりする可能性があります。

BigSkyは、12種類のスタジオクラスのリバーブ・アルゴリズムを搭載し、「リバーブの王様」とも称される多機能モデルです。 コンサートホールやアリーナのような広大な空間を再現するHallタイプから、幻想的なサウンドスケープを描き出すCloud、そしてStrymonの名を世に知らしめたShimmerまで、そのサウンドは多彩を極めます。
BigSkyの真価は、2台のリバーブを同時に使用できるデュアルエンジンにあり、これらを直列、並列、スプリット接続することで、複雑で有機的な残響を生み出すことが可能です。 300ものプリセットを保存できるため、ライブやレコーディングで多彩なリバーブサウンドを使い分けたいミュージシャンにとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。

一方、BlueSkyはより直感的でシンプルな操作性を持ちながら、極上のサウンドを提供することに焦点を当てたモデルです。 Plate、Room、Springという3つのクラシックなリバーブタイプを搭載し、それぞれにMod(モジュレーション)やShimmerモードを加えることで、幅広いサウンドメイクに対応します。 特にV2モデルでは、専用のShimmerノブやトーンコントロールが追加され、さらに細やかな音作りが可能になりました。 BigSkyほどの多機能性はありませんが、そのサウンドは透明感と音楽的な美しさに満ちており、ペダルボードに高品質ながらも場所を取らないリバーブを加えたいギタリストに最適です。 最初に買うStrymonリバーブとしても、非常に人気の高いモデルです。

結論として、無限のサウンドメイクの可能性とプリセットによる利便性を求めるならBigSky、シンプルさと純粋なサウンドクオリティを重視するならBlueSkyがおすすめです。あなたのリバーブに求める役割を明確にすることが、最適な一台を選ぶ鍵となります。

3.2 ディレイ対決 TimeLine vs El Capistan 機能性とサウンドキャラクターの違い

Strymonのディレイペダルの中でも特に人気の高いTimeLineとEl Capistan。TimeLineが多機能デジタルディレイの金字塔であるのに対し、El Capistanはビンテージ・テープエコーの再現に特化しています。 この2機種は、サウンドの方向性が大きく異なるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。

TimeLineは、12種類のディレイ・マシーンを内蔵し、クリアなデジタルディレイから温かみのあるアナログディレイ、サチュレーションが心地よいテープエコーまで、あらゆるディレイサウンドを網羅しています。 Dual DelayやPattern Delayといった複雑なリズムパターンを生み出すモードや、幻想的なIce Delayなど、創造性を刺激する多彩なアルゴリズムが魅力です。
200のプリセット機能やMIDIコントロールにも対応しており、ライブでの複雑なディレイ操作を可能にします。 まさに、ディレイに求める全ての機能を一台に凝縮した、万能型のディレイペダルと言えるでしょう。

対してEl Capistanは、伝説的なテープエコーが持つ独特の温かみや揺れ、サチュレーションといった「味」を完璧に再現することに情熱を注いだモデルです。 3種類のテープヘッドモードを切り替えられるほか、テープのコンディションをシミュレートする「Tape Age」や、テープの走行の不安定さを再現する「Wow & Flutter」といったコントロールにより、新品のテープから使い古されたテープまで、非常にリアルなサウンドを作り出せます。
TimeLineにもテープエコーモードは搭載されていますが、El Capistanの方がより細かなニュアンスの調整が可能で、テープエコーならではのサウンドを深く追求したいギタリストから絶大な支持を得ています。

どちらを選ぶべきか。もしあなたが多彩なディレイサウンドを1台で完結させ、プリセットを駆使して楽曲ごとに最適なディレイを使い分けたいのであれば、TimeLineが最適です。一方で、テープエコー特有のウォームで音楽的なサウンドを何よりも重視し、その質感を徹底的に追求したいのであれば、El Capistanが最高のパートナーとなるでしょう。

3.3 統合型か単機能か MobiusとFlintの選び方

サウンドに彩りを加えるモジュレーションエフェクトにおいて、Strymonは包括的なソリューションであるMobiusと、特定の組み合わせに特化したFlintという、2つの異なるアプローチを提示しています。

Mobiusは、12種類のモジュレーションエフェクトを1台に収めた、まさに「モジュレーションマシーン」です。 定番のコーラス、フランジャー、トレモロはもちろん、フェイザー、ロータリー、ヴァイブといったビンテージサウンドから、オートワウ、フィルター、ビットクラッシャー系の飛び道具サウンドまで、考えられるほぼ全てのモジュレーションを網羅しています。 各エフェクトはStrymonならではの高いクオリティで作り込まれており、200のプリセットに設定を保存可能です。
ペダルボードの省スペース化を図りながら、あらゆる楽曲に対応できる柔軟性を求めるギタリストにとって、Mobiusは非常に強力なツールとなります。

一方のFlintは、60年代のビンテージアンプに搭載されていた「トレモロ」と「リバーブ」という、黄金の組み合わせに焦点を絞ったペダルです。 トレモロセクションには’61 Harm、’63 Tube、’65 Photoという3種類のクラシックな回路を、リバーブセクションには’60s Spring、’70s Plate、’80s Hallという3つの時代を象徴するアルゴリズムを搭載しています。 それぞれのエフェクトは独立してON/OFFでき、接続順の変更も可能です。
Mobiusにもトレモロは搭載されていますが、Flintのトレモロはよりオーガニックで温かみのあるサウンドが特徴で、特にビンテージアンプのサウンドを愛するギタリストからは高い評価を得ています。 求める揺れと響きがこのクラシックな組み合わせであるならば、Flintは他に代えがたい選択肢となるでしょう。

選択のポイントは、求めるモジュレーションの種類と数にあります。多彩なモジュレーションを1台でコントロールしたい、プリセットを活用して複雑なサウンドを構築したいならMobiusが適しています。対して、古き良きアンプのトレモロとリバーブの組み合わせがサウンドの核であり、その質感を最高レベルで追求したいのであれば、Flintがあなたの期待に応えてくれるはずです。

4. 【目的・ジャンル別】ギタリストにおすすめの
Strymonエフェクター

Strymonのペダルはどれも高品質ですが、それぞれに得意なサウンドやキャラクターがあります。ここでは、ギタリストが持つであろう目的や、演奏したい音楽ジャンルに合わせて、最適な一台を見つけるためのガイドをします。あなたのプレイスタイルにぴったりのStrymonエフェクターがきっと見つかるはずです。

4.1 最初に買うべき一台 初心者にもおすすめのモデル

Strymonの世界へようこそ。最初の一台としておすすめしたいのは、そのサウンドクオリティと使いやすさのバランスに優れたモデルです。まず、リバーブペダルの「blueSky」は、非常にクリアで美しい残響音を手軽に得られることで定評があります。 操作が直感的で、プレート、ルーム、スプリングという3つの基本的なリバーブタイプを搭載しているため、リバーブの基本を学びながらプロクオリティのサウンドを体感できます。
また、テープエコーを再現したディレイペダル「El Capistan」も素晴らしい選択肢です。 デジタルディレイとは一味違う、温かく音楽的なやまびこ効果は、どんなジャンルの音楽にも深みを与えてくれます。 これら2機種は、Strymonならではのサウンドの魅力を存分に味わえ、かつ複雑すぎない操作性で、長く愛用できる一台となるでしょう。

4.2 幻想的なアンビエントサウンドを作りたいなら

空間を支配するような、美しく幻想的なアンビエントサウンドを創り出したいなら、Strymonの空間系ペダルがその真価を発揮します。リバーブの王様とも称される「BigSky」は、その名の通り無限に広がる空のようなサウンドスケープを描き出します。特に「Cloud」「Chorale」「Shimmer」といったアルゴリズムは、ギターサウンドを美しいパッドサウンドや壮大なオーケストレーションのように変化させ、アンビエントミュージックには欠かせない存在です。
ディレイでは、多機能な「TimeLine」が活躍します。 氷のようなきらびやかさが特徴の「ICE」モードや、テープサウンドをシミュレートしたモードを駆使することで、複雑で立体的な音響空間を構築できます。また、「blueSky」のShimmerモードも、手軽に天国的な響きを得られるため人気があります。これらのペダルを組み合わせることで、あなただけの唯一無二のアンビエントサウンドを追求できるでしょう。

4.3 ロックやブルースで使える実践的なモデル

Strymonはクリーンで美しいサウンドだけでなく、ロックやブルースといったジャンルで求められる、生々しく熱いサウンドにも対応できます。デュアルドライブペダルの「Sunset」と「Riverside」は、アナログとデジタルのハイブリッド回路により、チューブアンプのような自然な歪みとレスポンスを実現します。2つの異なるドライブサウンドを組み合わせられるため、クランチからハイゲインまで幅広い音作りが可能です。
また、ヴィンテージテープエコーを再現した「El Capistan」は、その温かみのあるディレイサウンドがブルースやロックンロールのギターソロに絶妙な味わいを加えます。 さらに、ヴィンテージアンプに搭載されていたリバーブとトレモロを一台にまとめた「Flint」も非常に実践的です。 60年代のスプリングリバーブやチューブトレモロのサウンドは、ブルージーなフレーズやロックのリフに完璧にマッチします。

4.4 ボードをコンパクトにまとめたいギタリストへ

ペダルボードをできるだけ小さく、かつ高音質にまとめたいと考えるギタリストは少なくありません。Strymonの「Iridium」は、そんなニーズに応える画期的なペダルです。これはアンプシミュレーターとIRキャビネットシミュレーターを一台に凝縮したもので、これさえあれば重いアンプを運ぶことなく、どこでもリアルなアンプサウンドをライン出力で得られます。自宅での練習やレコーディングはもちろん、ライブでもPAに直接送ることで安定したサウンドを実現します。
また、一台で高品質なトレモロとリバーブの二役をこなす「Flint」も、ボードの省スペース化に大きく貢献します。2つのエフェクターを個別に揃える必要がなく、配線もシンプルになります。これらのペダルを活用することで、サウンドクオリティに妥協することなく、スマートで持ち運びやすいペダルボードを構築することが可能です。

5. Strymonエフェクター まとめ

Strymonエフェクターは、強力なDSPと緻密なモデリング技術により、プロをも魅了する圧倒的なサウンド品質を実現しています。本記事で比較したように、無限の可能性を秘めたBigSkyから、特定の温かみを持つEl Capistanまで、各モデルに明確な個性があります。多機能性を求めるか、特定の音色を追求するか。自身の音楽性や目的に合った一台を選ぶことが、理想のサウンドへの最短ルートです。この記事が、あなたの最高のパートナー選びの一助となれば幸いです。

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