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アンプシミュレーターIR で音が激変する! DYNAX IR を考察 | THEONE | ハイエンド エフェクターなどの解説

アンプシミュレーターIR で音が激変する! DYNAX IR を考察

アンプシミュレーターIR を宅録やレコーディングで利用しているギタリストやエンジニア、トラックメーカーも多いと思います。巷には プラグインとしてDAWに挿せるものや、スタンドアローンのソフト、HelixやFractalに代表される ギタープロセッサー系ハードウェア製品まで様々な アンプシミュレーター が存在します。ですが、プリセットによっては「全く使えない音」の場合も多く、その殆どが最終的なアウトプットの音質を決める IR (インパルスレスポンス)の品質にも大きく左右されます。
他メーカーIRの良し悪しを言うつもりはありませんが、私達が DYNAX IR を作る切欠になったのは「使えるIRがない」や「あっても50IR中2~3つ」という現実を感じたからです。

アンプシミュレーターというものは「様々なアンプを再現したプリセット」が入っていますよね?しかし、全てにおいて共通なことは、機種内でプリセットを変えても結局は機器の持つ「プロセッサーとアルゴリズムで音を作っている」ので『なんとなく雰囲気は違う』けど、トータルすると同じ音になってしまうんです。有料の AMP PACK的な物を買ってみる手もありますが、結論、上記の通り「同じ音」になってしまいます。

例えば、Fracalを例に挙げてみますが、マーシャル、ハイワット、ボグナー、フェンダーなどのアンプのプリセットは、生産時に Fractalの設定作っています。そのことでパッと聴き「各アンプの雰囲気」に近づけていますが、パラメーターを弄ることで各アンプとも「同じ帯域・レンジ感・サウンド傾向」にすることもできます。それが「プロセッサーが持つ傾向」と「同じアルゴリズム」である為です。
この違いを打破する上で一番簡単なことは、複数台のアンプシミュレーター(Fractal、Helix、Quad Cortexなど)を持ち、パートや用途に応じて切り替えることとなりますが、システム面でも予算面でも現実的ではありません。

アンプシミュレーターIR

音を作るアンプシミュレーターをギターアンプで言うところのヘッドアンプ 又は プリ部 と考えた場合、同じ音になるのは納得できますね。ヘッドアンプもプリ部(プリアンプ)も、そのアンプが持つ固有の音しかでませんから。
しかし、キャビネットを変えた場合はどうでしょう?面白いようにサウンドの傾向が変化します。
それは、キャビネットに使われている木材や材厚、スピーカーの種類、マウントの仕方・向きなどで「雰囲気」がガラっと変わるからです。この事実とギタリストとして仕事をしてきた経歴を持つ DYNAX生産者メンバーが「品質と臨場感」に拘ったIRを創るしか現時点でのシミュレーターサウンドの更なる向上は難しいと判断した為、DYNAX IR の製作に着手した経緯も御座います。

DYNAX IR レコーディング

なぜ アンプシミュレーターIR にDYNAX IR を薦めるのか?

理由は簡単です、ギタリスト兼コンポーザーであった DYNAX IR メンバーが古くより現場でアンプシミュレーター(ギタープロセッサー)を使ってきたことで感じてきた違和感があった為です。もちろんヘッドアンプやキャビを持ち込むこともありましたが、時代の流れによりプロデューサー側から「ギターサウンドに多くを求められなくなった(悲 」ことにより、圧倒的にシミュレーターを使う場面が多くありました。
ギターレコーディングをしていて、2mix内でギターの音が分離しない、バッキングにリードを乗せてもイマイチ抜けてこない、PANで散らしても帯域が同じになってしまう等々「様々な疑問と不満」がありました。
その時点で「アンシミュだからしょうがない、エンジニアさん おなしゃす!」的な場面が沢山ありましたが、本音を言うと「もっとこうしたい」というのが往々にしてありました。

その経験を基に「限界があるシミュレーター」を使うには何が必要か?と考えた結果、行きついたの 高品質なキャビネットIR = DYNAX IR の開発でした。

DYNAX IR について

DYNAXオフィシャルWEBサイトでも掲載の通り、DYNAX IR は、1000時間以上にも及ぶ録音と検証を行い構築し「DYNAX独自の手法」を用いた リアルなギターキャビネットのサウンドを出力する IR – Impulse Response (インパルスレスポンス)となり、ギターキャビネットの種類・録音マイクのバリエーションなど日本国内では最高峰の数を有しています。
DAW環境でのレコーディングやミックスダウン、IRローダーを用いたスタンドアローンでの活用、ギタートラックのリアンプ作業、近年主流となるモデリングアンプでの活用、様々シチュエーションにおいて高品質なギターサウンドを提供します。厳選したマイクロフォンとマイクポジションや録音機材、環境、IRデータを生成する上でのプロセスなど細部まで拘り抜いたことで、DYNAX IR サウンドのクオリティーの高さを実現しています。

と表記させて頂いております。表記するのは簡単ではありましたが、正直 その製作の負荷は「凄まじい」ものが御座いました。海外のIRに代表される OwnHammer や Celestion IR も悪くはありませんが、我々のDYNAX IR は、使っている波長、録り方、データ処理方法など全てが彼らとは異なります。
海外IRを悪く言う気はありません(本当にありません 汗)が、表現を変えると、海外物は金型を使った鋳物製品だとすると、DYNAX IRは職人が1点1点削り出しで創った製品ほどの差があります。
それは、IRデータを解析することで分かります。
そして、彼らの気持ちは痛い程分かります。

なぜなら、IRって簡単に作れる(いろんなサイトや人が言ってます)のは事実ですが「それだけではダメ」なんです。その「それだけ」の部分が一番、人・時間・お金 が掛かる所でもあるからこそ、難しいのです。その結果が、現在 国内・海外のギタリストやトラックメーカーから支持されている DYNAX IR の真髄でもあります。

how to use DYNAX IR

DYNAX IR の評価に関して

DYNAX IRの評価、実に多くの方々から寄せられております。評価頂いている他サイトのコメントを織り交ぜながらご紹介させて頂きます。

クリーンサウンドの透明感と解像度

DYNAX IRのクリーンサウンドは、特筆すべき透明感と高い解像度で、まるで目の前でキャビネットが鳴っているかのような空気感と、ピッキングの繊細なニュアンスを余すことなく再現する表現力は、他のIRデータとは一線を画します。アルペジオを弾けば一音一音がクリアに分離し、カッティングでは弦にピックが当たる瞬間まで見えるようなリアルさが得られます。
これは、録音時のケーブル選定からオーディオインターフェースに至るまで、サウンドに余計な色付けをせずピュアな音を収録することに徹底的にこだわっている恩恵でしょう。その結果、アンプシミュレーターに内蔵されているキャビネットシミュレーター特有の「ペラペラな音」とは無縁の、立体的で芯のあるクリーントーンを実現しています。

参考 DYNAX IR EX CLEAN BUNDLE

DYNAX IR EX CLEAN AMP BUNDLE


クランチサウンドの食いつきとバイト感

ロックやブルースの要であるクランチサウンドにおいて、DYNAX IRはその真価をさらに発揮します。ギターのボリュームを絞った際の追従性は素晴らしく、手元の操作だけでクリーンからクランチへとシームレスに変化させることが可能です。特筆すべきは、ピッキングの強弱にダイレクトに反応する「食いつき」の良さです。 強く弾けばエッジの効いたドライブサウンドが得られ、弱く弾けば鈴鳴りのような倍音豊かなトーンが得られます。この絶妙なバイト感は、アンサンブルの中でも決して埋もれることのない存在感を生み出します。複数のマイクで収録したサウンドをあらかじめミックスした「Advanced IR」を使用すれば、初心者でも簡単にプロが作り込んだようなバランスの良いクランチサウンドを手に入れることができます。

参考 DYNAX IR Mars 412 1960AHW
参考 DYNAX IR HIWAT 412

アンプIR


ハイゲインサウンドの圧倒的な音圧と抜け

モダンなメタルやハードロックに不可欠なハイゲインサウンドにおいても、DYNAX IRのサウンドはヤバイです。低音弦を高速でリフを刻んでも音が潰れることなく、一音一音の輪郭がハッキリとしたタイトなサウンドを出力します。多くのデジタル機材でありがちな高音域の耳障りな周波数帯も適切に処理されており、アンサンブルの中でも突き抜けるような圧倒的な音圧と音抜けがあります。DYNAX IRはレスポンスが非常に速いため、弾いた瞬間に音が出て、ミュートすればピタッと音が止まる感覚は、まさに本物の大型スタックアンプを鳴らしているかのようです。

参考 DYNAX IR Mars 412 JC800
参考 DYNAX IR MasaBoo Recti 412
参考 DYNAX IR DIEZL V412
参考 DYNAX IR RANDL NB412

メタルギター IR
Diezel IR


実際の音源で聴き比べるサウンドサンプル

DYNAX IRの真価を最もよく理解する方法は、実際のサウンドを聴くことです。DYNAX公式サイトでは、製品版よりもレンジ感を狭めて調整されたサンプルIRが用意されており、手持ちの環境でそのポテンシャルを試すことができます。また、多くのプロギタリストやYouTuberがDYNAX IRを使用したレビュー動画や、他の有名IRと比較した動画を公開しています。 これらの音源を聴き比べることで、DYNAX IRが持つサウンドの解像度、レスポンスの速さ、そして音楽的な表現力の高さを具体的に確認することができるでしょう。特に、ドラムやベースと共にミックスされた状態でのサウンドは、その音抜けの良さと存在感をより明確に感じさせてくれます。

Youtubeで実際の音を聴いてみる
アンプシミュレーターIR としてのサウンド評価

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X(旧Twitter)で見られる高評価の数々
アンプシミュレーターIR として導入されたユーザーの方々

X(旧Twitter)では、DYNAX IRを導入したユーザーから絶賛の声が数多く上がっています。「アンプシミュレーターの音が劇的に変わった」「音が前に出てきて、ミックスの中でも埋もれない」「音作りの時間が大幅に短縮できた」といった、サウンドのクオリティと利便性を高く評価する投稿が目立ちます。特に、音の立ち上がりの速さや、ピッキングニュアンスへの追従性の高さを評価する声が多く、まるで本物のアンプを弾いているかのような感覚を得られる点が支持されています。 プロのギタリストからも「仕事で使っている」「複数のIRを組み合わせることで、さらに追い込んだ音作りが可能」といった実践的なレビューが投稿されており、その信頼性の高さが伺えます。
以下に DYNAX オフィシャルXに投稿されているユーザー評価の一部を掲載しました。

DYNAX オフィシャル X はこちら

DYNAX IR 評判

ギターアンプIR

キャビネットIR DYNAX

DYNAXIR

ギターIR

アンプIR

DYNAX IR X

アンプシミュレーターIR

ギタープロセッサーIR

主要機材別 DYNAX IRの使い方と導入手順

DYNAX IRを手に入れたものの、お使いの機材への導入方法が分からず悩んでしまうユーザーさんも多くいらっしゃいます。もちろん、Theone WebショップとDYANX WEBサイトの「お問合せ」よりご連絡頂ければ、導入サポートをさせて頂いておりますが、以下、主要なデジタルモデラーやアンプシミュレーター別に、DYNAX IRの導入手順を分かりやすく解説します。お使いの機材に合わせた項目を参考にして、最高峰のIRデータがもたらすリアルなアンプサウンドを体感してください。

購入からダウンロードまでの流れ

日本国内でDYNAX IRをお求めになる場合、Theoneストアからのみ購入できます。購入手続きが完了すると、登録アカウントのマイページから直接ダウンロードできるようになります。 ファイルは「zip形式」で提供されるため、ダウンロード後はPC上で解凍(展開)作業が必要です。解凍すると、各キャビネットやマイクの種類ごとに整理されたIRデータ(.wavファイル)が格納されたフォルダが作成されます。使用する機材によってはサンプリングレート(48kHzや96kHzなど)が指定されている場合があるため、ご自身の環境に合ったファイルを使用してください。
購入の流れは商品ページに詳細が載ってますので、そちらもご参考ください。

Kemperへのインストール方法

Kemper Profiling Amplifier に DYNAX IRを導入するには、最新版のRig Manager の利用をオススメ致します(旧 RigManagerの場合 44.1khzのみ対応の為) 本体の「RIG MANAGER」機能やブラウズ機能を使ってUSBメモリを読み込み、インポートを実行します。インポートが完了したら、任意のリグ(RIG)を選択し、CABINETモジュールで読み込んだIRデータを選択すれば設定は完了です。 これにより、既存のリグのキャビネット部分だけをDYNAX IRに入れ替えることができ、サウンドの質感を劇的に向上させることが可能です。
以下 最新版のRig Manager となります。
https://www.kemper-amps.com/downloads/12/Rig-Manager

英語の解説となりますが、最新のRIG MANAGERを用いた インポート動画がありますので、そちらもご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=aR_QyHkUsO4&t=10

Fractal Audio Axe-FxやFMシリーズでの使い方

Fractal Audio SystemsのAxe-FxシリーズやFMシリーズ(FM3, FM9)では、専用のエディターソフトウェア「Axe-Edit」や「FM3-Edit」などを使用することで、直感的にIRデータを管理できます。
一番シンプルな方法としては「CAB-LAB」(無償版でOK)のご利用をオススメ致します。

cab-lab
https://www.fractalaudio.com/cab-lab-3/

Line 6 HelixやHX Stompでの設定方法

Line 6のHelixシリーズやHX StompにDYNAX IRを導入する際は、専用エディター「HX Edit」を使用します。 PCとHelixをUSBで接続し、HX Editを起動してください。ソフトウェアの左側にある「Impulses」タブをクリックすると、IRライブラリが表示されます。空いているスロットを選択し、「Import」ボタンを押すか、直接.wavファイルをドラッグ&ドロップすることで、DYNAX IRをインポートできます。 プリセットの編集画面では、既存の「Cab」ブロックを「IR」ブロックに置き換えます。作成したIRブロックを選択し、先ほどインポートしたDYNAX IRをリストから選べば設定完了です。IRブロックにはHigh Cut/Low Cutフィルターなどのパラメーターも備わっており、他のエフェクトとの馴染みを調整する際に役立ちます。

Neural DSP Quad CortexでDYNAX IRを読み込む

Neural DSP Quad CortexへのIRデータのインポートは非常に簡単です。 主に2つの方法があります。一つは、PCとQuad CortexをUSBケーブルで接続する方法です。接続するとQuad Cortexが外部ストレージとして認識されるため、「Impulse Responses」フォルダに使用したいDYNAX IRの.wavファイルをドラッグ&ドロップでコピーするだけです。もう一つの方法は、Wi-Fiを経由して「Cortex Cloud」を利用する方法です。 PCのブラウザからCortex Cloudにログインし、IRファイルをアップロードします。その後、Quad Cortex本体でクラウドにアクセスし、アップロードしたIRをダウンロードします。どちらかの方法でインポートした後、プリセット内の「Cab」ブロックで読み込んだIRを選択すれば、すぐにサウンドメイキングに活用できます。

アンプシミュレーターIR まとめ

一部ではありますが、ユーザーさんからの評価も織り交ぜながら アンプシミュレーターでDYNAX IRを利用する優位性について書いてみました。DYNAX IRは有料IRの為「なかなか手が出しにくい」という気持ちもあると思いますが、DYNAX本サイトでは各キャビネットページからサンプルIRをダウンロードできますので、先ずは サンプルを使って品質を確かめてみてください。

最後に作り手より

DYNAX WEBサイトにも記載させて頂いておりますが、DYNAX IR (Impulse Response) は、如何にリアルなキャビネットを再現できるか?に徹底的に拘り、生み出された究極のインパルスレスポンス。DYNAX IR は、一般的なIRよりもレイテンシーが低いのが特徴で、レスポンスの良いリアルなサウンドを提供します。

IRの作成は、DAWや録音に精通している人であれば比較的簡単に作成することができますが、それだけでは巷の「FreeのIRレベル」のクウォリティーです。ソフトウェアによっては、簡単に他のIRを組み合わせ1つのIRとして保存できるものも、EQをかけて帯域を編集できるソフトもあります。

しかし「基の音がダメなら組み合わせても駄目」ここが IR を簡単に作れるが故のハードルの高さです。

DYNAXのインパルスレスポンスは「1つの録音データを 1つのIRデータ」として提供しています。また、複数のDYNAX IR(異なるマイクやマイクポジション)を組み合わせ DYNAX Advance IR も提供します。海外のIRでは、既製品や他人のIRを混ぜ「新たなIRとして」エクスポートし配布・販売している所もありますが、ほぼ使い物にならないと言って良いでしょう。
理由は上記の通り、基の音がダメなら混ぜてもダメだからです。

混ぜ物は、波形を見れば分かりますし、2つのIR間のレイテンシーにより不自然な帯域が強調されてしまいます。極端ではありますが、1mと50mのマイクケーブルを用いて2つのIRを作った場合、50mの方がレイテンシー(遅延)が多く発生します。その2つのIRを組み合わせると、1mと50mのレイテンシーの違いがダブリとして再生されます。異なるメーカーが作ったIRであれば、録音環境も異なり、それらが持っているレイテンシーはサウンドに遅延を生じさせたり、タイトさが失われたり、不協なレンジ感を出してしまったりします。

また、録音後のデータ編集も簡単ではありません。インターネットで検索すると、「How to make Guitar Cabinet IR」 など、実際に IRを作成する手順を解説している動画やサイトを目にします。IRを作成するだけであれば、マイクで録音したデータをIR化するソフトウェアなどで簡単にIR作成が出来てしまいますが、殆ど使い物になりません。IRの作成には、マイク、マイキング、デットニング、ケーブルの種類やパワーアンプの選定から、録音した後のデータ編集作業でIRデータの音質に雲泥の差がでます。

それが冒頭の「IRを簡単に作れるが故のハードルの高さ」であり、我々がそれだけの作業の為に1000時間以上ものテストと検証を行った理由です。

まずは、現在お使いの海外物IRと、DYNAX IRをご自身の耳で比べてみてください。

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